仏壇のはじまり
我国で、お仏壇が個人の家に祀られるようになったのは、天武天皇十四年(六八六)三月二十七日ともいわれています。天武天皇が、全国の、各家々に仏間、仏殿を造り、仏像や経典を置いて礼拝供養せよとの詔を下された三月二七日が一般にはお仏壇設置の初めとされています。
六斎日とは、毎月の、八日、十四日、十五日、廿三日、廿九日、三〇日の六日間、八つの戒律(殺生戒など)を守り、精進修行することで、後に、浄土宗西山派の道空上人が、六斎の日に鉦鼓をならし念仏します。六斎念仏を創始され、それが盆踊りになったともいわれています。
現在、仏具店で、三月二十七日を“仏壇の日”と定めているが、これは『日本書紀』天武天皇十四年三月二十七日の詔によったものです。
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