仏壇を置く位置
宗派によって、東向き、西向き、南向きなどと定められている。本山のある方角とか、地方によっては玄関に置くなど、さまざまです。しかし、考えてみれば、お仏壇の中には、自分の尊崇する仏像や先祖のお位牌が入っているのだから、生きている人に対するように充分配慮して、暑くもなく寒くもない、お供えした菓子などが傷まないような風通しのよい一番適当なところに置くべきでしょう。茶道の『山上宗二記』に、茶人の心づかいとして
一、万事にたしなみ、きづかい
一、心のうちより、きれいずき
があるが、お仏壇にもこのような心で接しられたらと思います。
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