寺院について

← Q&Aトップへ  
← 戻る  
寺の前に仁王様がいる理由
寺の前に仁王様がいる理由

仁王・仁天ともいい金剛力士像のことをいいます。詳しくは密迹金剛力士といいます。仏を安置する浄域を守護するものとして普通表門の左右に安置されている。

『大日経』などに「不可越・相向」の名を出すところから古来金剛と力士を別尊として、あるいは金剛力士と密迹力士とを二尊の呼び名とする考え方もありましたが、本来的には一尊とするのが妥当です。

その形相は忿怒であって一方は右手拳または展掌して上にあげ、左は掌をひろげ下に伸ばし、他方は右に独鈷杵を持ち左手は上にあげ、口は「あうんの呼吸」といって、大きく開けた「阿形」と口を閉じた「吽形」のニ様に作られています。