檀家とは
徳川幕府は寛永17年(1640)、直轄領に宗門改役(しゅうもんあらためやく)を置いて宗旨人別帳(にんべつちょう)をつくり、各人の所轄する宗派や寺院を決め、結婚・旅行・就職・転居のさいには所属寺院から檀家であることを証明する寺請証文を発行させてきました。これが檀家制度の始まりです。
ところが明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)や職業の分業化によって、その活動は次第に精神的な衆生救済のための仏事の執行や墓地の管理維持に狭められました。
戦後、宗教の自由が国民に認められ、新興宗教の排出に刺激されて、各種の教化活動が活発になり、再び地域社会の文化向上や福祉に寺院を役立てているところが多くなってきました。
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