題目や念仏を唱えるということ
題目はいうまでもなく妙法蓮華経の題目で、お経の趣旨の全てがその経題に包含されているから、その経題に南無=帰依して、妙法蓮華経の説く所を推進しようという趣意であり、念仏は四十八の願を完成して仏となられた阿弥陀仏に南無=帰依してその浄土に往生し成仏を得ようとの意趣を端的に表明して阿弥陀仏の救済を仰ごうとするものである。
どちらも自力と他力、つまり自分の力か仏さまの力かという所で解釈はいろいろに分かれようが、誰にでも実践できる数文字の短い言葉で、いつでも、どこでも唱えられる点では共通しています。したがってお参りのときだけ唱えるのではなくて、むしろ日常唱えることの方が大
切なのではないでしょうか。
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